天使の誘惑 1

ご無沙汰しております、珠々です。
気がつけば放置も甚だしく……季節も夏真っ盛りを迎えてますね。
その間にも、ご訪問くださったり拍手も頂いたりと温かい反応ありがとうございます。
皆様のおかげでなんとか息が出来ております。

さて。
実は某呟きで仲良くしてくださってるU様が発端となり、「キョコたんに着せたいワンピース」なる画像が流れてきましてね。
ほんの思いつきでキョコに着せてみるお話を即席で(短いの)差し上げた所、「続きは?」と言われ、あれよあれよと出来上がった次第です。
更にですね、今回実は、桃色無印のきゅ。さんがイラストを描いてくださったんです!!!
ありがとうございます!!!
可愛らしいキョコたんは勿論ですが、敦賀さんも相変わらず男前です、えぇ、このために頑張ったようなものですね。
ふふふ、是非きゅ。さんの美麗イラストをご覧くださいませ!

では、続きよりどうぞー!











コンコン――

深夜。

寝室にて、控え目に届いたノックの音。

それは考えるまでもなく、今日食事を作りに来てくれた最上さんによるもので。

もう休んでいるはずの時間なのに、どうしたのだろうと足を向ける。

少しでも一緒に居られたら、なんて事は言えるはずもなく、なんだかんだと強引に理由をつけ、ゲストルームに泊まってもらうことになったのだが

(やっぱり帰るなんて言い出さないと良いけど)

俺はいくつか会話パターンをシミュレーションしながらドアを開けた。

そこには想像通りの最上さんがいて。

「…………………………」

しかし想像とは違う最上さんでもあって。

「……あ、の……」

人は驚きすぎると本当に言葉を失うらしい。

先ほどまでラブミーつなぎだった最上さん。
今は、純白のナイティドレスを身に纏っていた。


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胸元で絞られたデザインは身体の細さを強調させ、肌触りの良さそうな薄い生地は下にいくほど広がっている。
裾はティアードの二段、そこから覗くスラリと伸びた足が妙に艶かしい。
知らず、ゴクリと喉が鳴った。

なぜ、どうして。
その格好は何なのか。

疑問はいくらでも出てくるが、僅かに俯いている最上さんの表情は窺い知れない。

なんて、無防備な。

思わず伸ばしてしまいそうな腕を押さえるため、俺は腕を組み平静を装った。
ついでに体もドアに凭れさせ、うっかり近付かないようにもした。

20170716125516eea.png


「……どうしたの?」

今こそ、優しい敦賀蓮を演じなければ。

「……こ、こんな服……似合いませんよね……」

何かの衣装の相談だろうか。

「いいや、凄く魅力的だよ」

我慢が必要な程。

「……ただ、こんな時間に男の部屋を訪ねるなんて、何をされても文句は言えないよ?」

あくまで先輩の立場で諌める。

「……分かってます」

ん?

「私だって、何も知らない訳じゃ……ないですから……」

緊張しているのか、胸の前で組み合わせた両手が震えていた。

「敦賀さんに……『そういう相手』に見られてないのは分かってます」

俺は必死に、最上さんの言葉を理解しようと反芻する。でも、どれだけ思考を巡らせても、単純な脳は俺の望む結果しか弾き出してくれない。

あぁ、喉が渇く。

「……私じゃ、ダメですか?」

ここでようやく、最上さんが顔をあげた。
必然的に上目遣いになる訳で。
不安に揺れる、濡れた瞳に。

それまで必死に塞き止めていた箍が、あっけなく壊れて崩れた。



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※続きは所謂大人なお話となっております。

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