正しい召喚のススメ 21


こんばんはー珠々です。

新しい仕事になってからと言うものの、とても時間に余裕のない生活となっております。
仕事内容はこれまでで一番ITリテラシーの必要とされない所ではあるんですが、何せ雑務が多い。
そして時間の拘束が長いので、一息つく間もなく夜になる感じですね。
結構頑張ってると思うんだけどなー。(せめて自分はほめてあげる)

で、心が枯れかけた時。

皆様ご存知、光の箱庭の惣也さんがなんと拙作の「正しい召喚のススメ」を元にエロブラックなお話を書いてくださいました!!
(勿論裏庭ですので、ご覧になる際には然るべき手順をふまれてくださいねっ)

もうね、もうね、官能的で耽美な世界がそこに!!
悪魔ってこうあるべきだよね!!
と!!!
感動に震えましたよ。
疲れた心と身体が癒されましたホント。
そーやさんありがとうございます!
大好き!!


そして今回の更新ですが、期せずして大人な表現の入ったお話になるかしらと自分では思ってたんですが、全然でした。
人は刺激のあるものの後には多少の事には動じなくなるものですね。
フラットな気持ちで挑めます。ニコ

あ、こんな辺境の地ですが、過去作にも拍手をくださりありがとうございます。
嬉しいです、踊れます、原動力です!
少しでもお楽しみ頂けるよう精進しますね。

では、続きよりどうぞー。














校内に、魔物が増えた。
作為的に喚ばれたであろう異形の者達が、影に隠れて蔓延る。
蓮からすれば大した力のない有象無象だが、生身の人間ならば脅威になりかねない。
蓮はキョーコに害を及ぼしそうな魔物や悪魔を消して回っていた。
だが流石に数が増えると辟易もする。

(いっそ、建物ごと無くしてしまおうか……)

隠れる場所もない程、葬る対象と一緒に更地にしてしまえば。
そうすればキョーコはずっと家に居てくれるんじゃないかと、物騒で不埒な考えも浮かぶのは悪魔の性なので仕方ない。
勿論実行はしないが……。
溜め息を吐きながら校舎の影にいた雑魚を片付けた時、背後から声をかけられた。

「あなた、つるがさん、でしょう?」

振り返れば、キョーコの親友である奏江がニッコリと微笑んで立っていた。

「……名乗った覚えはないんだけどね」

奏江はクスクスと楽しげに笑うが、先日相対した時とは雰囲気がまるで違う。

「ゆうめいですから」

光のない瞳で、首を傾げる。
サラリと流れる黒い髪、覗く白い首筋が誘っているようだった。

「それで、俺に何か用かな?」

奏江の意識はここにない。
だとすれば、裏で糸を引く何者かがいるはずだと、蓮は努めて穏やかに聞いた。
それに応じるように、奏江は予め用意されていただろう台詞を紡ぐ。

「おなか、すいてるんでしょう?」

うっとりと、わらう。

「たべて?」

すべるように身体を寄せてくる奏江は、蓮の首に腕を回し、自らを喜んで贄へ差し出した。

「……残念だけど、君はいらない」

蓮は吐息がかかる程の距離で囁き、冷たく拒絶する。
奏江の背中に添えた指先から魔力を流し込むと、操られていた術が解除され、細い身体が途端にガクリと崩れた。

「君に何かあれば最上さんが悲しむ」

蓮にとって何より優先すべきはキョーコだ。
恐らく「大切な人間」に入る奏江に傷などつけようものなら悲しむだろうと、地面に倒れ込む前に抱き止める。

「傀儡か」

人の心の隙に入り込めば術をかけるのも容易いだろう。
しかし、奏江にかけられた術の程度は浅く、まるで敵意も戦意も感じられなかった。

「何が目的だ……?」

真意の見えない敵に、ただ苛立ちだけが募る。









「ただいま帰りました」
「おかえり最上さん」

昼と夜の混ざり合う、橙の時間。
キョーコの帰宅を迎える蓮だが、妙な違和感を覚え肌がざわついた。
だが、警戒を表すことなくキョーコに微笑む。

「体調はどうかな?」
「……やっぱり、病み上がりだからでしょうか。少し疲れたので、横になりますね」

目を合わせることなく、俯いたまま口元だけで笑ったキョーコは、すぐに部屋に入っていった。

「最上さん……?」

パタリと閉まったキョーコの部屋のドアを見つめて、どうにも違和感が大きくなる。
少し考えて、蓮は控え目にドアをノックした。

――――コンコン

「最上さん。ごめん休んでるところ。ちょっといいかな……?」

返事はない。
もう寝てしまったのかとも思ったが、直感が否だと告げた。

「最上さん?……入るよ」

落ち着かない衝動に、一言断りを入れてドアを開ける。

「………っ………………ぁ」

薄暗い部屋で見つけたキョーコは、ベッドの上でうずくまり呼吸も浅く、一見して異常な程苦しんでいた。

「つ、るが……さん……」

涙を浮かべた瞳で見上げられ、蓮は何も考えられずに駆け寄る。

「最上さん!?どうした!?」

伸ばされた細い手を強く握り締めると、思ったより高い体温に顔を歪ませた。

「熱いね……」
「スミマセ、なんだか……はぁ……くるしっ……」

蓮は空いた手でキョーコの前髪を払い、熱を確認する。
その途端、キョーコの身体がビクリと跳ねた。

「ん…………っ!」

蒸気したキョーコの香りはどこまでも甘く、紅潮した頬はかじりつきたい程で、ふるりと揺れた睫毛の下から覗く潤んだ瞳。
蓮は無意識にツ。と、額から頬、首にかけて、火照る肌を指でなぞった。

「……っ……ひぁ……っ!」

キョーコは横たわる身体をビクビクと跳ねさせ、吐息を熱くする。
ギュッと握り返された手と、目を瞑って何かをやり過ごそうとしている様子に、蓮は眩暈を覚える。
理性を総動員してなんとか冷静な言葉を絞り出した。

「最上さん……水、持ってくるから待ってて?」

蓮はなるべく優しく言い聞かせるが、思ったより自分が掠れた声であることに苦笑する。
しかし、そんな蓮の精神的努力も空しく、キョーコはフルフルと首を振って蓮が離れる事を拒んだ。

「一緒に、いて……」

さらに、身体を起こして蓮の腕を引き寄せてぎゅっと縋り、熱でトロリと潤んだ瞳で見上げると、紅い舌を覗かせながら懇願する。

「つるがさん……抱いて?」

クラリと、した。

「……それは命令?」
「命令じゃないと、してくれないんですか?」

一瞬、キョーコの瞳が翳る。

「私じゃ……ダメですか」
「最上さん……」
「わたし、なんかには……触れたくもない……?」

その一言に。
我慢に我慢を重ねて張りつめた糸が、プツリと切れた。

「……人の気も知らないで」

トスンと、何の抵抗もない柔らかい身体を組み敷き、キョーコの細い両手首を抑え、逃げられないよう拘束する。

「っ!」
「優しく、してほしい?それとも……」

熱で汗ばんだキョーコは扇情的で、未開花の蕾をこじ開けるような背徳感に、身体の奥が疼く。
不安に揺れる瞳も今は関係ない。
煽ったのは君だよ?

「激しく?」

妖艶な笑みを浮かべた蓮は、言い終わると同時にキョーコの首筋へ唇を寄せ、噛みつくように食んだ。

「ひゃ……ぁ!」

キツく吸い付かれる痛みと、熱い舌が這う待ちわびた感触に、キョーコの大きな瞳から涙が零れる。
蓮は場所を変えながら遠慮なく紅い華を咲かせ、耳たぶを甘噛みすると、そのまま舌でなぞる。

「は……ぁ、やぁ……!!」
「……ここ、弱いの?」
「んっ……そこ、しゃべら、ないでぇ……」

色を含んだ溜め息混じりの低音と、ピチャリと響く水音に、キョーコは身体を震わせてイヤイヤと首を振る。
息も絶え絶えに、虚ろな瞳を蓮に向けると、甘えるようにウットリ微笑んだ。

「……きす、して?」

キョーコの望むまま、熱に浮かされた唇を塞ぐ。

「……ん……ぅ、……」

舌を差し込み、小さな口腔内を隙間なく蹂躙する。逃げるキョーコの舌を捕らえ、表面をいたぶると、初めての感覚に身を捩って逃げようとした。
蓮がそれを許すはずもなく、キョーコの感じる部分を執拗に責める。トロトロと溢れる、飲み込みきれない唾液をおいかけて舐めると、蓮は暗く嗤った。
甘い、甘い。
誘われるように啜ってしまう蜜は。

「……俺を殺す毒?」

毒。
その言葉に、キョーコは驚きに目を見開くも、次の瞬間には不自然な程綺麗に微笑んだ。

「なんの、ことですか?」
「……いいよ……ぜんぶ、ちょうだい。君のナカの、全部」
「んんっ!?」

有無を言わさず、蓮はキョーコの唇を再び塞いでとろける蜜を味わう。
呼吸すら奪うように、深く、深く。
次第にキョーコの意識は薄れ、抵抗もなくなり、眠るように気を失った肢体が投げ出された。



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