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正しい召喚のススメ 幕間


こんにちは、珠々です。
今日から暖かいと聞いたのに全然暖かくないです。
明日は更に寒いみたいで騙された気分です。
春はよ来い。

さてさて、しばらくは連載の更新を続けたいと思います。
とっつきにくいお話なのは重々承知なのですが、お待ち頂いてる方がいらっしゃる限り少しでも楽しんで貰えるよう精進します!

で、今回ですが、ひと休憩な小話になりました。

普通の会話をさせたかったんですが、前後のお話と上手いこと繋がらず、短くしたので「幕間」としました。

こう、うちの敦賀さんって、キョコをどう言いくるめるかってとこに力を注いでる節がありまして(まるで詐欺師のようだ)

オカシイなぁ、かっこよくいきたいんですが何故こうなるのか。

では、続きよりどうぞー。















「ぅえええええ!?」

キョーコの叫び声が響いた。

「つ、敦賀さん!!」
「うん?」
「これはどういう事ですか!?」

息巻いて蓮に突き付けたのは携帯端末。
問題は映し出される内容だった。

「何がかな?」
「お、お金が……ありえない金額振り込まれてるんですけど」

金融機関とリンクして表示されるキョーコの生活費口座。
その残高が、すわバグかハッキングかと疑うような数字になっていたが、振り込み名義人の名前が何度読んでも目の前の悪魔だったため、どういうことかと詰め寄るに至る。
ところが、肝心の蓮は想定通りとでも言わんばかりに落ち着き払って言った。

「あぁ、なんだそのことか」
「何だって何ですか!?こ、こんな数字、多分一生かかってもお目にかかれませんよ!?生涯収入超えてますよ!?」

ゼロの数が最早数えられないくらいの桁になっている。

「そんな大袈裟な……俺の生活費だと思って受け取って欲しいんだよ」
「……せ、生活費?」
「うん。俺の分の食費や、その他諸々の必要経費だろう?」

もっともらしく諭されかけるが、そこで簡単に流されるキョーコではなかった。

「いえ、でも……こんなに頂けません!」
「こんなにって、大した金額じゃないはずだけど」
「なっ……!?」

(どこのセレブよーーー!!!)

キョーコにしてみれば震えが走る大金でも『大した金額じゃない』と言い切った蓮に
、心の中で盛大に叫ぶ。
ところが、蓮は少し思案するように拳を口元へ持っていくと、人畜無害な顔で微笑んだ。

「多分、通貨価値の差じゃないかな?」
「つ、つうかかち?」

聞き慣れない単語に言葉が詰まる。

「うん。こっちの世界でも、円やドルの為替は変動するだろう?それと一緒で、俺の資産をほんの少しこっちに変換したらそうなっただけなんだよ」
「そう、なんですか……?」

1ドルが100円になるようなものかしら?

「そうなんだよ。だから君が気に病むことは全然ないんだよ」
「うーん……?」

分かったような分からないような、言いくるめられている気がしないでもない。

(可愛いなぁ)

困った顔でコトリと首を傾げたキョーコは、蓮にとって抱き締めたい衝動を抑えるのが大変な可愛さだった。
数度、バレないよう深呼吸をすると、悪戯を思い付いたかのように晴れ晴れとした笑顔を見せる蓮。

「……なんだか顔を付き合わせてこんな話してると」
「?」
「夫婦みたいだね?」
「……っ!る、ルームシェアですから!!」

何言ってんですかと顔を真っ赤にしたキョーコは、結局それ以上何も言及出来ずに、まんまと蓮の生活費を受け取り続けることになる。




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